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クラシックの雫2014 第1回 雫・ロシアより愛をこめて スペシャルインタビュー!

2014年05月16日 更新

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ロシアの知られざる秘宝、聴き応えのある傑作を、
日本を代表する弦楽奏者と富山の演奏家が熱く奏でます。

今回出演される出演者の皆様にメッセージをいただきました!


西江辰郎(ヴァイオリン)  NISHIE Tatsuo(violin)

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ロシアの作曲家のイメージをお聞かせください。

ロシア人といっても勿論人それぞれ性格は異なるでしょうが、私はその特徴の一つとして「家族や兄弟」、また「仲間」をとても大切にする【愛】を感じます。また、自分にたいして強く、感受性が鋭く、表現豊かで、ときには厭世的に物事をとらえなくてはならない状況下に暮らさねばならない時代もあり、そういった事が音楽にもあらわれていると思います。ヨーロッパに比べ、われわれ日本人に近い感覚も持ち合わせている気がします。

今年で6年連続富山での演奏をされていると思いますが、富山で演奏される際、他の会場と違う部分はありますか?

会場の響きや違いによって、演奏の仕方を変えるのは当然ですが、毎年同じ会場で公演を続けられるというのは我々にとって、演奏面でもとても恵まれていることです。お客様も数回にわたり聴いてくださっている方も多いでしょうから、毎年の変化を聴いてくださっているわけですが、その1年、自分がどのように成長したのか、あるいはしてないのか、どのような変化があったのかなど、きっとバレバレなのだろうと思います。今年はアレンスキーにタネ―エフという稀な曲目ですが、メンバーと共に、立体的で刺激的な演奏が出来ればと思っています。

ご来場されるお客様へ一言メッセージをお願いいたします。

クラシックの雫シリーズ、毎年楽しみにしています。演目はもちろん、中沖さんをはじめとする共演者との交流や、富山の方々との繋がり。年間を通してのプログラムもバラエティ―に富んでいて、面白そうです。今年はアレンスキーや珍しくも大作のタネ―エフ作品も演奏しますので、是非聴いていただければ幸です。


■上森祥平(チェロ) UWAMORI Shohei(cello)

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ロシアの作曲家のイメージをお聞かせください。

多民族国家ならではの多様な音楽文化を自らの表現に取り込み、まとめ上げた作曲家が多い印象を持っています。その一方、殆どのロシア作曲家に共通して感じられるスケールさの大きさは、全体として見たとき非常にユニークな音楽文化圏の姿を浮かび上がらせているように感じます。

今年で6年連続富山での演奏をされていると思いますが、富山で演奏される際、他の会場と違う部分はありますか?

古くからの城下町をドイツで出会ったトラムが走り抜け、その背後には美しい立山連峰を背負った富山は、何となくヨーロッパの街を思わせます。その一方、食べ物はヨーロッパよりも遥かに美味しいという大変贅沢な環境のなかで、エネルギッシュな活動を続ける主宰・いくこちゃんに導かれ、毎年多くの演奏家が集まり、僕自身も楽しい企画に参加させて頂けるのは大きな喜びです。

ご来場されるお客様へ一言メッセージをお願いいたします。

富山自慢の澄んだ空気と美味しい食べ物、あと必要なのは楽しい音楽です。今年は初共演の素晴らしい演奏家お2人と共に素敵なひとときをお過ごし下さい。


■村上真理菜(ヴァイオリン) MURAKAMI Marina(violin)

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ロシアの作曲家のイメージをお聞かせください。

一言で言うと、いつも「壮大さの中の隠された二面性」を感じます。もちろん、ロシアの作曲家、と言っても、色々な時代の様々な境遇の中で一人一人全く違った人生を歩んできているので、ひとくくりに纏められないとも思っています。ですが、これまで私がロシアに関わりのある作品に接した時は、大国ロシアにしかない揺ぎ無い荘厳さは他のどこにも真似できないものがあると感じましたし、人や時事などが絡み、そこに隠された未だ知られざる物語もまた、数知れないのだろうと 思います。一見(一聴?)わかりやすそうで実は裏がある、解決しそうでしなさそうで・・・ロシアの作曲家の作品は、どこか、長大な推理小説を読んでいるかの様な錯覚に陥りそうな瞬間が有ります。それが、私がロシアの作曲家にもつイメージであり、彼らが遺してくれた作品に魅力を感じるエッセンスの一つです。

ゆかりの深い富山での演奏をされていると思いますが、富山で演奏される際、他の会場と違う部分はありますか?

富山県には、多数素敵なホールがあると思います。その中でも、市民プラザのホールは、私の富山での初めての発表会、初めてのアンサンブル、そして、大学院での修了リサイタル・・・、と、私の成長をずっと見ていてくれたホールでした。「縁がある」とよく言いますが、市民プラザのホールも、私の中ではご縁があるホールだと思っております。いつも変わらない佇まいで私を迎えてくださる「市民プラザ」。これからも、変わらず、そのままの温かさでいていただきたいです!

ご来場されるお客様へ一言メッセージをお願いいたします。

この度は、再び富山での演奏の機会をいただけて、大変嬉しく思っています。これも、直接お声をかけてくださった中沖さんはもちろんのこと、温かく迎えてくださる富山の皆様のおかげだと思っております。今回、私は普段全国各地でご活躍の皆さんとご一緒させていただけるコンサートということで、自分自身のためにも、とても刺激になると思っております。ご来聴くださる皆さんにも、この日、この時だけの雰囲気を、一緒に味わっていただければ、と思っております。さあ、皆さんも、私たちと一緒にロシアの旅へ。


■亀山晴代(ヴィオラ) KAMEYAMA Haruyo(viola)

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ロシアの作曲家のイメージをお聞かせください。

まず名前が挙がるのは、チャイコフスキーやプロコフィエフで、彼らはバレエ音楽の作曲家のイメージが非常に強く、私のなかでそのままロシアの作曲家=バレエ音楽となっています。また他のロシアの作曲家も含め、豪華絢爛な響き、壮大なオーケストレーションの印象を受けます。

ゆかりの深い富山での演奏をされていると思いますが、富山で演奏される際、他の会場と違う部分はありますか?

聴きにきて下さるお客様がとてもあたたかく迎えて下さり、距離が近い気がします。演奏後に気さくに話しかけて下さりコメントを頂いたり、また応援のお言葉などもいただく事があり、とても嬉しく思います。

ご来場されるお客様へ一言メッセージをお願いいたします。

私が演奏させていただくタネーエフの作品は、ロシア特有の濃厚なロマンチシズムに溢れた曲です。また私個人的には、ピアノと弦との一体感もこの曲の醍醐味だと思います。どっしりとした世界観に浸ってみてください。


■中沖いくこ(ピアノ) NAKAOKI Ikuko(piano)総合プロデューサー

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今回の企画について

雫4年目の最初のコンサートは、毎年恒例の特別ゲストをお迎えしてのスペシャルコンサートです。 もう6年、毎年一緒に演奏していただいている西江さんと上森さんですが、毎回新鮮な気持ちで音楽に向き合える素晴らしいお二人。ここ2年はヴィオラが入っての四重奏をしてきたので、今回、アレンスキーで久しぶりに三重奏に戻るわけですが、この数年で3人がそれぞれどう変わったかとても楽しみです。そして若き実力者、村上さんと亀山さんをお迎えしてのタネーエフの五重奏。ロシアらしい骨太でパワフルな音響、新しいメンバーが入るととても面白い化学変化が起きます。ピアノはとにかく音が多く、ピアノコンツェルトのようです。ピアノが堪能だったタネーエフならでは。四人の弦楽奏者に負けないように頑張ります。