イベント

2019年度

クラシックの雫2019 第2回『大正浪漫のかほり~童謡・唱歌から浅草オペラまで』スペシャルインタビュー!

開催日時:2019年9月14日(土)アンサンブルホール

2019年09月05日 更新

クラシックの雫2019 第2回『大正浪漫のかほり~童謡・唱歌から浅草オペラまで』

竹内雅挙プロデュース。
19世紀西欧ロマン主義の影響、民主化、女性の社会進出、新しい時代への希望。
そして、第一次世界大戦、関東大震災による社会不安―。
混沌とした雰囲気をまとった大正時代に想いを馳せ、当時作られた童謡・歌曲や、一大ムーブメントとなった浅草オペラをお届けします。 

出演は有望な若手ソリストたちと、昨年「カルメル会修道女の対話」で感動的な修道女を演じた「雫アンサンブル」。
どうぞご期待ください。



プログラム



靴が鳴る 清水かつら作詞・弘田龍太郎作曲/宵待草 竹久夢二作詞・多 忠亮作曲/
ゴンドラの唄 吉井勇作作詞・中山晋平作曲/
おてくさん、コロッケの唄 益田太郎冠者作曲 喜歌劇《カフェーの夜》より 他


今回出演される出演者の皆様にメッセージをいただきました!


質問①
日本の歌や曲を演奏する時と、西洋音楽を演奏する時とで、何か違う点や、心がけている点はありますか?

質問②
童謡、唱歌にまつわるご自身の思い出やエピソードを聞かせてください。

質問③
今後、どんな曲を富山で演奏したいですか。

④(竹内プロデューサーのみ)
今回の演奏会のコンセプトや聞きどころを教えてください。



渡邊万貴 Maki Watanabe (ソプラノ)

渡邊万貴 Maki Watanabe (ソプラノ)

①言葉を大事にして歌っています。発声や発音に関しても、日本語ならではの難しさがあります。いい響きで歌うために、かなり注意して軟口蓋にあてるように歌っています。歌詞の意味を伝えつつも、フレージングを意識してレガートに演奏することを目標にしています。

②童謡は、幼稚園の頃にNHKのみんなのうただったり、そのカセットテープも家にあったのでいくつか聴いていたと思います。ただ、その後は音楽の授業でしか歌ったことがなく、今回初めてしった曲も沢山あります。

③オペラを演奏していきたいです。色々なオペラを、定期的に届けられたらというのが目標であり夢です。時代背景や物語の展開も合わせて、音楽を楽しんでもらいたいです!外国語のものも、まずは日本語で親しんでもらいオペラ鑑賞の入口にしてもらいたいです。

氷見健一郎 Kenichiro Himi (バス)

氷見健一郎 Koichiro Himi (バス)

①僕の場合は特に違いはないように思います。とにかく歌は歌詞、オペラだと台本といったように、言葉が大切になってきます。日本歌曲でも同じことで、詩人の書いた言葉から発想を得て、作曲家が音をつけていることが常であると心得ています。歌うときは、言葉ひとつひとつの意味、響き、単語、あるいは行のリズムを損なわないように伝えられることを目指しています。歌唱時も西洋の発声法を用いますが、聴衆の皆様の日本の心にうまく寄り添うことができればと願っています。

②上京してすぐに大学で作曲科の友人ができたのですが、おまえにしかできない仕事があると依頼を受けた曲が《ぞうさん》でした(笑)。誰が歌っても問題ないと思うのですが、とにかく低い調性で子どもたちに聴かせたいんだと念を押され、半信半疑で親子で楽しむコンサートで野太くぞうさんを歌いました♪子どもたちはこんな低い声のぞうさんを聴いたことがないと大喜びしてくれたと記憶しているのですが、どんな顔をして”あのね、母さんが好きなのよ”と歌ったのかを想像して笑ってしまいました。変なエピソードでごめんなさい!ミニしずくにいらっしゃるみなさんにもおすすめの親しみやすい童謡なので、元気いっぱいに歌ってみてくれるとうれしいです。

③ソリストとしてベートヴェンの第九をオーバードホールで歌いたいですし、富山の合唱を愛する皆様と宗教音楽(レクイエムやオラトリオ)の演奏会もやりたいですね。モーツァルトのレクイエムやハイドンの天地創造、ベートーヴェンのミサ・ソレムニスがお気に入りなのですが、いつか共演が実現するといいなと切望しています。まだまだ若輩者ですが、県民の皆様が輝ける舞台づくりに貢献することができればと考えております。


竹内雅挙 Masataka Takeuchi(バリトン)

竹内雅挙 Masataka Takeuchi(バリトン)

①少しでも日本語が伝わるように気を付けています。発音をクリアにすること以上にアクセント、特に語頭、文頭に重さを感じて発語するようにしています。その場合、必ずしも音楽上、旋律上の重さを感じる場所とは一致しないので、難しいところです。

②唱歌と童謡の区別もつかなかった私が、実際に歌ったりプロデュースをしていくうちに、後世に残すべき素晴らしい文化であると感じるようになりました。7歳の息子もジュニアコーラスで習った唱歌・童謡を鼻歌で歌っており、自宅でも「故郷」や「かなりや」が聞こえています。世代を超えて一緒に歌うことのできる歌は他になかなかないと思いますし、声をそろえて歌うと本当に心が温かくなります。私の唱歌・童謡の思い出はまさに今作られているところです。

③マーラーやヴォルフといったウィーン世紀末に活躍した作曲家の作品を濃厚にピアノとアンサンブルしてみたいです。

④大正時代はわずか15年でしたが、民主化や女性の社会進出が進み、西洋の文化も浸透し、いわゆる「現代という場ではじめて世界史と日本史が交わった時代」とも言われます。

今回は「クラシックの雫」は、主に大正時代から昭和初期にかけて生まれた歌たちを中心にお聞きいただきます。大正デモクラシーとよばれる民主化運動がはじまり、第1次世界大戦や関東大震災が暗い影を落としている雰囲気の中で、地方から都市部へ多くの人が流れ、大衆文化も華開いたエネルギッシュな時代です。今回演奏します、信長貴富さん編曲の「近代日本名歌抄」の楽譜の扉には、ご自身の思いとして「西洋音楽のスタイルを自分たちの着物として着こなし始めた当時の日本人の歌は、今を生きる私たちの唇にもみずみずしく息づくことでしょう」と書かれています。私たちも当時の芸術家たちへの尊敬と時代へのあこがれ、そのような気持ちを込めて今回の演奏会をお送りいたしたいと思います。

なお今回、第1部では富山を代表する注目の若手声楽家とピアニストに出演頂きます。古い歌が新しい世代によって演奏し歌い継がれていきます。

そして第2部は精鋭ぞろいの「雫アンサンブル」。聞きなれた歌たちがどのような衣をまとって現代人の私たちに訴えかけてくるか、どうぞお楽しみください。

 

中川歩美 Ayumi Nakagawa (ピアノ)


中川歩美 Ayumi Nakagawa (ピアノ)

①音質の違いについて、ヨーロッパと日本の気候や湿度の特徴になぞらえられることがあるのですが、西洋音楽(特に古典派)は大まかに言うとカラッとした音質、日本の音楽では情感を大切に、しっとりとしながらも芯の強い音質になるように心がけています。

②実は、中学生くらいまで歌うことが苦手でした。ピアノ専攻だと副科で声楽をするのですが、高校受験の際に何か唱歌を歌わなければならず、滝廉太郎の「花」を頑張って歌ったのが懐かしいです。今では、これまで教えていただいた声楽の先生方のおかげで歌うことも大好きになりました!

③まずは、富山でソロリサイタルを開催することが目標の一つなのですが、フランクやショスタコーヴィチのフーガ作品を演奏したいと考えています。フーガと聞くと堅いイメージもあるかもしれませんが、そういったアカデミックな作品は、その作曲家の真髄を体感することができるので、富山でも演奏していきたいと思っています。


雫アンサンブル


佐生理恵、高野美和、谷優子、野上聡子、伊東愛、長谷知夏、長江麻未。
ピアノ:中沖いくこ



この音楽に、このワイン


ソムリエ松谷幸司が選ぶ、音楽にベストマッチな特別なワイン。
大人が楽しむ、音楽とワインのマリアージュ・・・
コンサートの休憩時間(20分間)に、グラスで販売します。


松谷幸司 Koji Matsutani (ワインソムリエ)
松谷幸司(ワインソムリエ)


 2003年独立開業、『リストランテ・ワイニスタ』オープン。毎月変わるディナーコースの料理一皿ごとに、相性の良いワインが一杯ずつ適量サーヴされる「グラスワインのコース」はオープン当初から続くワイニスタならではの魅力的なスタイル。17年3月、カジュアルでお洒落な雰囲気のイタリア食堂『ファットリア・デル・グラッソ』オープン。そして17年7月、カラオケに合わせて楽器演奏ができるバー『スタジオ・ペケペケ』オープン。





赤ちゃんとママのための『ミニしずく』


◻︎公開リハーサル「赤ちゃんとママのための『ミニしずく』」。小さなお子さんとそのご家族のために、コンサートのリハーサルの一部を公開いたします。

リハーサルだから、少しくらい泣いても大丈夫!お子様向けの楽器紹介のコーナーもありますよ。ベビーカーのお預かり、授乳コーナーの設置もございます。どうぞ安心してお出かけください。



【開催日】

 
   2019年9
月14日(土) 開場12:45、開演13:00(13:45終演)


【会 場】

 富山市民プラザ 4Fアンサンブルホール
【入場料】  
 未就学のお子様…無料
 小学生以上と大人の方…おひとり500円
 *お子様をお連れでない大人の方もご入場できます。
 *前売り券はございません。当日、受付にてチケットをお買い求めください。

 

【お問合せ】

 クラシックの雫 事務局   090-8090-7360


過去の「クラシックの雫」